Monthly Archives: 10月 2013

Ducati Wheelie Control (DWC)

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Superleggeraの諸元表を眺めていたら、制御デバイスの欄にDucati Wheelie Control (DWC)の記載がありました。
ジャイロを基軸とした電子制御デバイスというような説明がされています。慣性制御システムという記載がされていますので、車体に発生するピッチ・ヨー・ロールのモーメントコントロールが行われ、既存のDTCと併せて装備されて、より高度な車体制御が行われることになります。

個人的に所有しているS1000RRにもウィーリーコントロールと称される類似デバイスが装備されています。
フルスロットル加速中に上りから下りにスイッチする路面で、どうしてもオートマチックでウィリーしてしまい姿勢制御のためにスロットルを戻したり、リアブレーキ操作を必要とするようなシチュエーションでも、確かに一瞬浮いたか浮かないくらいの動きしかみせません。その間スロットルは全開のままなので、特に意識することなくライディングに集中することができます。静止状態からバンッとクラッチミートさせて飛び出してもリフト量がコントロールされているため、不安や恐怖を感じること無くワイドオープンすることができます。ピッチ・ロール・ヨーを子細にコントロールできるということは、私のようなファッションライダーにとっては車両姿勢の不正な動きを抑え込むセーフティデバイスとして機能しますし、エキスパートライダーにとってはより緻密なマシンコントロールを行うためのものになるでしょう。そして、街乗りからサーキットまで様々シチュエーションでその価値は発揮されるはずです。
満を持して的な感もありますので、当面はトップグレードにしか搭載されませんかもしれませんが、DTCとABSにプラスして標準装備されてくると良いですね。

余談ですが、私と同年齢もしくは先輩で、国産マシンが好きなライダー、特にレース経験者は口癖のように
「ABS?そんなのつけたら上手くならない」
「トラコンついたバイクなんて何が面白いの??」
「ウィリーやエンブレまでコントロールしたら誰が乗っても同じなんじゃん」
「電子制御サス?車体はライダーが抑え込むものなのだよ」
「ライドバイワイヤなんて信用できない。俺なんて何回切れたスロットルワイヤ手で引きながら走ってきたか・・・」
「ともかくバイクは転んでナンボ!壊してナンボ!」
「そんなバイクでタイムが出てもうれしくなくない?」
等と嘯かれます。
まーおっしゃりたい事は解らないでもないんですが・・・
私はABSやトラクションコントロールをはじめとした電子制御デバイスはできる限り装備していくべきだと思います。
MOTO GP等、トップグレードのレースの世界で各社が挙って研究開発しているのは、世界のトップライダーであっても、ラップタイムを詰めて行くことや完走率を向上させる等、その有用性が極めて高いからだと思います。
我々アマチュアライダーにとっては転倒や事故のリスクを低減させながら、車体の限界付近までのコントロールテクニックを習得することができるわけですから、積極的に利用すべきだと思います。一般道での緊急時にも必ず差が出てくるはずでしょう。ま、いいか。

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HYOD 009 D3O® RACING GLOVES

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レーシンググローブを新調しました。
Hyodプロダクト定番の009シリーズとなります。
上位グレードとして、ナックルガードが装着されているEVOLUTIONシリーズがラインナップされていますが、今ひとつ装着感がしっくりこないというか、レバーの操作時にガードが気になってしまうためチョイスしませんでした。

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衝撃級素材D3O®がナックルとネック部に配置されています。柔軟性の高い素材なので、違和感は全くありません。

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手掌側はシンプルな構成で、指先に向かってはレザー1枚でパッチはされていないため、ダイレクトな操作感を得られます。
長時間のライディングでも掌握時の抵抗感が気になりません。ダイネーゼやアルパインスターのグローブも所有していますが、Hyodの009がダントツに良くできていると思います。
レーシングスーツ同様、グローブも日本ブランドであるべきだなーと思うアイテムの1つです。

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おまけで、同じデザインの街乗り用メッシュグローブも合わせて購入してみました。日本ではオンシーズンではありませんが、熱帯地方では、年間を通じての必須アイテムとなっています。

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1199 Superleggera

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Ducatiの公式サイト上で、発表になりました。
1199 Superleggera
既存ラインナップのPanigale Rが少々不思議なパッケージングでリリースされましたので、本来の姿であるとも言えるでしょうか?

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軽量化を主軸にハイグレードな素材を使用したパーツ構成になっています。
Panigale Rと比べて-14kgとなる車体重量に200馬力を超えると表現されているエンジンが搭載されています。
乾燥重量で155kgですので、相当に軽いです。
ナンバーがつけられる車両としてはトップクラスです。
500台限定が多いのか少ないのかは実は不明(笑)ですが、サーキットユース目的でPanigale Rに乗られている方などは乗り換える価値はかなりあるでしょう。
実際に中古車サイトを検索してみると、発表前から低走行のPanigale Rの掲載が増えてきています。
価格的には通常のPanigaleシリーズとは大きく異なると思われますが、ターゲットとなるユーザ層は「300も500も同じ」な方がたくさんいらっしゃるはずなので、事前に放出してしまって予約受付待ちなんて感じなのかな?
モノコックに移行して最初のスペシャルモデルだけに、注目ですね!!

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おまけ。
スペシャルサイトでは分解写真からパーツの特徴がコンテンツとしてアップされています。
おもしろいです。
余談です。
私自身は、日本で乗るドゥカティと考えると選択肢には入りません。
「SuperBike以外はDucatiで無い」の理論に則るとここ数シーズンのベストグレードとなるでしょうから、ちょっぴり欲しい気もしますが、今のライディング環境を考えると、国内のサーキットには行かないでしょうし、何よりもいない事が多すぎる(笑)
2年くらい乗って車検を残しポイ捨てするパターンであれば、Panigale Sで、しばらく大事にするのであればPanigale Rってところかなー?
(実際はモデル末期のMonster1100evoの新車を在庫処分ギリギリまで粘ってアシ代わりと思っていたりする今日この頃ですが・・・)
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Panigale S SENNA

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アイルトン没後20年のスペシャルバージョンとしてブラジルでのみ161台販売されるスペシャルバージョンのパニガーレSが発表されました。
仕様そのものはSの状態で、フェアリングデザインとホイールカラーが当時セナ自身がオーダーした916と同じスペシャルバージョンになっているようです。

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<こちらは1995年に発表されたセナ仕様の916>
意図したタイミングではないでしょうけども、Panigaleとアイルトン・セナを重ねて見れたことがなんだかうれしくなりました。ブラジルのドゥカティマニアの方々はマストコレクトでしょう。
そうですか、アイルトン・セナが亡くなってからもう20年もたつのですねー

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不本意ながら(笑)

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サーキットラン用に使っているBMW S1000RRが、私の不在中に現地のスーパーバイクマガジンの特集記事に掲載されました。
(HP4は同じバイクショップ仲間が所有している車輛になります。)イジリ倒したカスタムな企画ページでは無くて、写真集的なもののようです。なんかノーマルに戻されてるしwww
日本では珍しくもなんともないS1000RRですが、今年の4月まで250ccを超える排気量の登録が非常に難しかった事と、輸入車には高額な関税が課せられるため、絶対数が少ない。私の居住するエリアのBMWディーラは一軒のみで、黒のS1000RRの販売は今のところ私の所有する1台のみ。HP4等は全国で数台とさらに少ないようです。
まー取材も来ますね(笑)
一応サプライズ的にお友達やオーナーがお披露目してくれたのですが、肝心のオーナー自身(私)は大のBMW嫌いだったりするので、あまり思うところは無し(笑)っていうか、BMW乗りなイメージが定着したりするのがとても心配ですwwww
おーいPanigale様!!早く来てくれぇぇー

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Scrambler 2014

2014-ducati-scrambler スクランブラーのスパイショットが出始めましたねー。 このサイト。 エンジンとしては新しい空冷の796cc(モンスター796と同じ)を採用しているようです。 (ということはMade in Thailandでしょうか?) フレームレスではなく、伝統のトレリスフレームと記載されています。 ただし、前輪はスポークホイールですが、後輪はキャストホイールです。そして今時風のスイングアーム形状がういている印象も受けます。 先日のMonsterのスパイショットはそのまま登場してきそうな状態でしたが、これはもう少し時間がかかりそうな感じを受けます。 今年のEICMAで発表になるのでしょうか? 個人的には興味のないカテゴリなのですが、アウディ傘下となったドゥカティがどの程度まで意匠をだしてくるのか楽しみです。

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