
Superleggeraの諸元表を眺めていたら、制御デバイスの欄にDucati Wheelie Control (DWC)の記載がありました。
ジャイロを基軸とした電子制御デバイスというような説明がされています。慣性制御システムという記載がされていますので、車体に発生するピッチ・ヨー・ロールのモーメントコントロールが行われ、既存のDTCと併せて装備されて、より高度な車体制御が行われることになります。
個人的に所有しているS1000RRにもウィーリーコントロールと称される類似デバイスが装備されています。
フルスロットル加速中に上りから下りにスイッチする路面で、どうしてもオートマチックでウィリーしてしまい姿勢制御のためにスロットルを戻したり、リアブレーキ操作を必要とするようなシチュエーションでも、確かに一瞬浮いたか浮かないくらいの動きしかみせません。その間スロットルは全開のままなので、特に意識することなくライディングに集中することができます。静止状態からバンッとクラッチミートさせて飛び出してもリフト量がコントロールされているため、不安や恐怖を感じること無くワイドオープンすることができます。ピッチ・ロール・ヨーを子細にコントロールできるということは、私のようなファッションライダーにとっては車両姿勢の不正な動きを抑え込むセーフティデバイスとして機能しますし、エキスパートライダーにとってはより緻密なマシンコントロールを行うためのものになるでしょう。そして、街乗りからサーキットまで様々シチュエーションでその価値は発揮されるはずです。
満を持して的な感もありますので、当面はトップグレードにしか搭載されませんかもしれませんが、DTCとABSにプラスして標準装備されてくると良いですね。
余談ですが、私と同年齢もしくは先輩で、国産マシンが好きなライダー、特にレース経験者は口癖のように
「ABS?そんなのつけたら上手くならない」
「トラコンついたバイクなんて何が面白いの??」
「ウィリーやエンブレまでコントロールしたら誰が乗っても同じなんじゃん」
「電子制御サス?車体はライダーが抑え込むものなのだよ」
「ライドバイワイヤなんて信用できない。俺なんて何回切れたスロットルワイヤ手で引きながら走ってきたか・・・」
「ともかくバイクは転んでナンボ!壊してナンボ!」
「そんなバイクでタイムが出てもうれしくなくない?」
等と嘯かれます。
まーおっしゃりたい事は解らないでもないんですが・・・
私はABSやトラクションコントロールをはじめとした電子制御デバイスはできる限り装備していくべきだと思います。
MOTO GP等、トップグレードのレースの世界で各社が挙って研究開発しているのは、世界のトップライダーであっても、ラップタイムを詰めて行くことや完走率を向上させる等、その有用性が極めて高いからだと思います。
我々アマチュアライダーにとっては転倒や事故のリスクを低減させながら、車体の限界付近までのコントロールテクニックを習得することができるわけですから、積極的に利用すべきだと思います。一般道での緊急時にも必ず差が出てくるはずでしょう。ま、いいか。


